このジジイ・・・
- 2019.05.31 Friday
- 00:16
JUGEMテーマ:認知症
(ゲヘナ)
同僚のキアヌ(仮名)が参っている。
どう参っているかと言えば、彼は両親と3人で暮らしているのであるが
母親が入院したという。
で、仕事をしながら主夫業をする羽目になってしまったのである。
家事などしたことがないゆえにいろいろとメンタルをやられてしまったようである。
父親はご飯を炊くことはできるらしいが、彼がどんなに遅く帰る日でもお酒を飲みながら晩御飯を待っているらしい。
あぁ〜・・・
それだけでも重いわ〜・・・
と同情するのだけど、母も齢80歳を超えているという。
あぁた、それは認知症の心配ももれなくついてくるわ〜
とワタシともう一人の経験者は語る。
彼はすっかり参ってしまって、夜眠れないから朝が起きられない・・・
とこぼす。
え〜と・・・
それは、寝てますよね・・・
とは、もはや突っ込めない位憔悴している様子である。
ワタシはと言えば、最近鬼父なぜかしっかりしている様子でちょっと気持ちも緩んでいた。
が・・・!!
それはいつものごとく
ホラー映画のごとく
突然やってくる
この日、ワタシが残業を終えて帰って来たのは夜の9時頃である。
と、いつも早寝の鬼父が起きてきた。
今帰って来たのか
と訊くので
疲れていたワタシは愛想もなく
うん
と答える。
鬼父カステラの袋を開けながら
何気ない様子でさらなる質問。
お父さんは銃の玉は持っているのか?
・・・
へっ!?
ワタシもそこでリアクションをするのも面倒なので
さあ〜、持ってないんじゃない
と答えておく。
早く寝てくれ〜〜!!
と、内心では思いっきり突っ込んではいるのであるが・・・
やがてカステラを食べ終えた鬼父は満足して寝室へGO!
やれやれ・・・
ワタシも自室でご飯タイム。
と・・・階下から鬼父の呼び声
おい、コーヒーがない
コーヒーはないのか?
は??
時間は10時である。
しぶしぶ階下へ降りると
鬼父朝ごはんの用意をしている。
コーヒーがないんだ
とワタシに訴える。
確かに鬼父愛用のコーヒーは切れているが
何で今朝ごはん食べてるのよ
もう10時だ
はいはい、確かに
夜の10時だよ
は・・・?
夜か?
たっぷり寝たから朝かと思った
いやいやいや・・・
さっき起きてカステラ食べてたし・・・
まだ夜だから寝てください
ウン
こういう時は割と素直な鬼父である。
キアヌに同情していた時は他人事のように思っていたのに
今日はワタシの身に降りかかってきたこの出来事。
全く気が抜けないこの状況はホラー映画!
恐怖の一押しを・・・!!
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