珍しくテレビドラマレビュー「後妻業」

  • 2019.03.22 Friday
  • 00:17

JUGEMテーマ:趣味

 

 

(ドラマ・ 後妻業)

 

ワタシはテレビをあまり観ないタイプであるがドラマは好きで

これはワタシにとって映画の延長みたいな感じで観る。

一応季節の変わり目にめぼしいドラマは録画しておいて一話目は観てみる。

で、ふるい落として面白そうなものは録画したものを、まとめて観るのであるが

それなりに面白いものはある。

今までで一番好きなのは相棒シリーズ。

やはり不動の視聴率を誇っていて今期でシーズン17とか・・・

ここまで来ると馴染みの顔ぶれとか、雰囲気に安心の感じがあったりして

ある意味惰性もある。

しかし、一話ごとのストーリーも良くできているし安定のドラマである。

 

 

が・・・

今期のドラマ「後妻業」に度肝を抜かれた。

視聴率はあまり良くなかったらしいが、

アメリカンコメディー的な要素もあり小洒落た雰囲気といいエンターテインメント的要素が

今までの日本のドラマとは一線を画していた。

木村佳乃が主人公であるが、品のないゲスな女を見事に演じている。

ある意味脱皮した感が新鮮であった。

相手役の高橋克典も悪い色男がハマっている。

木村多江と木村佳乃の掛け合いも嫌味がなく楽しめた。

 

この手の日本ドラマは往々にしてくさみが出て白けさせるものだが

役者の上手さもさることながら演出と脚本の上手さから程よい感じで楽しめる。

もちろん原作も面白いのだろうが、残念ながら未読。

 

それにしてもここまでうまく心理描写を表現できたドラマはなかなかない。

哀愁も愚かさも賢さもずるさも・・・

全てが、面白い映画を観ているようで

今まで苦手だった木村佳乃と高橋克典のファンになってしまった一作。

 

ここからは私の分析ですが

これがハリウッド映画だったら面白いと言われたのではないだろうか?

 

日本のドラマとしては

犯罪者がハッピイエンドとか、あり得ない!

主人公が悪い奴なんて!

何だか後味悪い!

みたいな気分にさせられる人がいたりして・・・

 

物語のラストにしても

悪い人は捕まりました。

反省の涙を流しました。

みたいな終わり方を好む人が多いのではないか・・・

だから、視聴率につながらないのでは?と。

今時のテレビ局の過剰なまでのことなかれ主義もあるかもだけど・・・

 

作る方も観る方も

日本のドラマの原点はやはり某国営放送の朝ドラなんだろうな。

 

 

 

でも、ワタシには大好きな映画「殺したい女」を彷彿とさせる面白さだった。

 

続編希望!!


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